2025年3月26日の午前、ハノイ市ロンビエン区グエンソン通り37番地にあるアンズオングループ(ADG)本社にて、**JR西日本(West Japan Railway Company)の代表団を迎え、公式会談を行いました。本訪問は国際協力機構(JICA)**の紹介・連携によるものです。
会談では、両者は特にVJCプロジェクト(ベトナム人労働者を日本へ無償で派遣する非営利プロジェクト)を軸とした高度技能人材育成分野における協力可能性について広範に意見交換を行いました。
JR西日本側は、アンズオングループの研修体制の質および日本の鉄道業界に求められる水準に適合した人材供給力に対して強い関心を示しました。
さらに、両者は、日本企業の基準に基づいた専門技能訓練、日本語教育、職業マナー教育の具体的な連携方針についても協議しました。
労働者が日本渡航前に必要な知識と企業文化を十分に身につけられるような体制整備が重視されています。
特に、アンズオングループ側は、日本で鉄道分野の実務経験を積んだベトナム人労働者が、帰国後にベトナム国内の鉄道産業の人材基盤強化に大きく貢献できるという長期的なビジョンを強調しました。
これにより、ベトナム国内における鉄道運営、サービス、インフラ管理の質的向上が期待されています。
今回の訪問と会談は、アンズオングループとJR西日本との間で、安定的かつ高品質な雇用機会の創出に資する具体的な協力関係の道を開き、また、交通インフラ分野における日越間の企業連携強化にも大きな弾みをつけるものとなりました。